すりや痴漢 お盆前に注意呼び掛け 県警が駅、列車内の特別警戒開始

すりや置引、痴漢などに注意を呼び掛け、利用者にチラシを配る警察官=JR岡山駅

 帰省などで鉄道利用が増える盆休みを前に、岡山県警は9日、混雑が予想される県内の駅や列車内で特別警戒を始めた。

 JR岡山駅中央改札口付近では、警察官ら約20人が利用者らにすりや置引、痴漢といった犯罪に注意を促すチラシを配布。赤穂線の列車にも乗り込み、乗客に「人が増えてくるので、置引に気を付けて」などと呼び掛けたほか、車内を巡回して目を光らせた。

 県警は18日までの期間中、駅構内や周辺の巡回を増やして警戒を強化する。鉄道警察隊の小西博隊長は「今年は新型コロナウイルス感染予防に対する行動制限がないため、多くの乗客が見込まれており、犯罪の発生も懸念される。旅行や帰省で鉄道を利用する際は注意を」と話した。

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