警官による武力行使などの映像から暴力を考える ドキュメンタリー映画「暴力をめぐる対話」公開決定

ドキュメンタリー映画「暴力をめぐる対話」が、9月24日より劇場公開されることが決まった。

「暴力をめぐる対話」は、2018年からフランス全土で政権に抗議を続ける「黄色いベスト運動」に対する警官による武力行使の記録映像などから、人間や国家が抱えるジレンマを追及したドキュメンタリー映画。

監督のダヴィッド・デュフレーヌは、警官による暴力行為を市民がツイッターに投稿・報告する “Allo Place Beauvau”を管理する中で、多くのデモが抑圧の対象となり、死傷者を生む武力鎮圧の増大を目の当たりにする。はたしてその「暴力」は正当な行為と呼べるものだったのかという、民主主義国家における重要な問題に対して、傷を負った市民や警察関係組織、弁護士、社会学者、心理セラピストなど24人に、デモの現場を映した多くの映像を提示。対話を促し、疑問を語り合いながら、正義と呼ばれる「暴力」について考究していく。

【作品情報】
暴力をめぐる対話
2022年9月24日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
配給:太秦
© Le Bureau - Jour2Fête – 2020

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