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12日に天理(奈良)との2回戦に臨む海星の選手たちは9日、コロナ対策の一環でPCR検査を受けた後、午前11時2分に大阪府堺市内の宿舎で長崎の方を向いて黙とう。平和への願いを新たにした。夕方は大阪市内に移動。2回戦の試合時間に合わせて約2時間、調整練習をした。
8日の1回戦で日本文理(新潟)に11-0で大勝。この日は疲れを取るためにストレッチを入念にした後、加藤監督らが打撃投手を務める中、次々と快音を響かせた。1回戦で両脚がつって途中交代した3番・遊撃手の丸本は、鋭い打球を軽快にさばくなど回復をアピールしていた。
今大会の目標は「サッシー」の愛称で知られた酒井圭一氏を擁し、甲子園に旋風を巻き起こした1976年以来の4強。まずは前回出場した2019年に続く3回戦進出へ向けて、丸本は「序盤3回がポイント。確実にアウトを取る」、主将の柿本は「熱いプレーで長崎を盛り上げたい」と意気込んでいた。