嘱託犬育成 大橋さんに警察協力章 岡山県警伝達、感謝状贈る

檜垣本部長から協力章を伝達される大橋さん(左)

 容疑者追跡や行方不明者の捜索で活躍する嘱託犬活動に長年貢献したとして、岡山県警は10日、元県警察嘱託犬協会副会長の団体職員大橋堅一さん(74)=倉敷市=に、警察庁長官から贈られる「警察協力章」を伝達した。

 大橋さんは1993年に県警の嘱託犬指導者になり、警察犬の訓練や育成に尽力。これまでに捜索などで165回出動したほか、後進の指導にも取り組んだ。2008年から15年まで同協会副会長を務め、現在も現役で活動する。

 県警本部で檜垣重臣本部長が協力章を伝達、服部恭一郎県公安委員長が感謝状を贈った。大橋さんは「今後も健康に気を付け、行方不明者の発見などに貢献したい」と話した。

 同章は1962年に制定され、県内受章者は大橋さんで36人目。

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