小学生親子 奉還町商店街を取材 店の人気商品や歴史 新聞まとめる

商店街の店舗を取材する参加者(右側)

 岡山市北区の奉還町商店街で7月30日、小学生親子を対象にした新聞づくりのワークショップが開かれた。山陽新聞社が地域課題の解決に取り組む「吉備の環(わ)」プロジェクトの一環で、土曜夜市の盛り上げにつながればと山陽新聞販売(同市)が主催した。

 コミュニティー施設・奉還町りぶらを取材拠点に同市の親子10組24人が参加。にぎわいづくりに向け同商店街で活動する岡山大学生サークル「SCoP(スコップ)」のメンバー2人から新聞の構成や記事の書き方を教わった後、実際に商店街の店舗を取材した。店主に店を始めたきっかけや楽しいこと、大変なことなどを質問。メモを取ったり、スマートフォンで商品を撮影したりした。

 その後、親子で協力しながら色鉛筆やペンを使ってカラフルに新聞を製作。パン店の人気商品や老舗たこ焼き店の歴史を記事に仕立てた。花店で両生類のウーパールーパーを販売しているというユニークな“特ダネ”をつかんだ参加者もいた。

 父親と参加した岡山市立石井小2年の女児(7)は「取材は少し緊張したけど、みんな優しく教えてくれて楽しかった」と笑顔だった。

© 株式会社山陽新聞社