女性の本県農業への参画を促進するため、県は8日、女性農業者や消費者代表らによる意見交換会「とちぎ農業女子トーク&カフェ」を宇都宮市内で開いた。9人が参加し、女性の視点で意見が交わされた。
農業従事者の裾野拡大につながる施策立案に役立てようと初めて企画した。本年度は2回開催する予定。
参加したのはイチゴ、コメの女性生産者やフレンチシェフなど事業者、「とちぎ未来大使」で女優・モデルの石川恋(いしかわれん)さんら。福田富一(ふくだとみかず)知事も出席した。
参加者は農業の魅力などについて情報交換。女性の農業従事を促すため、農場周辺に男女別トイレの整備を求める声などがあった。
宇都宮大農学部4年鈴木美愉(すずきみゆ)さん(21)は「女性ならではの視点で話が聞けてよかった。将来は農業に関わっていきたい」と話した。