墓地に爆竹や花火の音響く 「ご先祖様 見守って」 長崎・盆の入り

手を合わせて故人をしのぶ家族=長崎市

 お盆の入りの13日、長崎県内の墓地には線香や花を手にした人々の姿が見られた。爆竹や花火の音が響く中、家族連れらは墓を掃除し、静かに手を合わせた。
 長崎市鍛冶屋町の大音寺では、同市かき道4丁目の稲岡裕子さん(65)が昨年6月に亡くなった父親の初盆参りに。「明るい人だったので、花火をして笑って過ごしたい」としのび、大好きだったビールと花を墓前に供えた。一緒に訪れた市立橘小4年の坂谷優莉さん(10)は「たくさん遊んでくれたひいおじいちゃん。みんなを見守ってほしい」と話した。


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