戦没者の鎮魂願い「平和の鐘」 岡山・長泉寺でユネスコ協会

平和を願い鐘を鳴らす参加者

 終戦の日の15日、岡山ユネスコ協会は岡山市北区南方の長泉寺で、世界平和と戦没者の鎮魂を願い、「平和の鐘」を鳴らした。

 会員ら約70人が参加。「全ての生命を大切にします」「かけがえのない地球環境を守ります」といったユネスコ提唱の「私の平和宣言」を唱和。正午に合わせて参加者は厳かに鐘を鳴らした。

 初参加した玉島高1年男子(16)は「ロシアに侵攻されるウクライナのニュースを見て、初めて戦争を身近に感じた。少しでも平和に向かうよう活動をしたい」と話した。

 国際医療ボランティアAMDA(同伊福町)の難波妙理事の講演もあり、ウクライナからの避難者を支援するため、隣国ハンガリーで続けている医療支援活動の現状などを紹介。「対岸の出来事と思わず、平和を守る大切さを考えてほしい」と訴えた。

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