津山城跡で光の芸術”開花” ナイトファンタジア 「桜」テーマ

幻想的なライトアップで観光客らを迎える「津山城ナイトファンタジア」。ランプシェードがソメイヨシノの標本木につるされ、光の“花”が咲く

 華麗な“夜桜”を楽しんで―。国史跡・津山城跡(鶴山公園、津山市山下)を光の芸術作品で彩る「津山城ナイトファンタジア 夏桜」(9月25日まで)。多くの家族連れや若者らを魅了し、市中心部の夏の夜を盛り上げるイベントを写真で紹介する。

 花見の名所にちなみ、7点の作品は全て桜がテーマ。園内のソメイヨシノはピンク色に浮かび上がり、花びら形にくりぬかれたランプシェードが辺りを彩る。ミストに桜吹雪、石垣には花びらが舞う映像が投影され、幻想的な“桜の園”が広がる。

 初日の11日にカップルで訪れた公務員男性(25)=津山市=は「いつもとは全く違う別世界に入り込んだよう。きれいな写真がたくさん撮れた」と堪能していた。

 「津山観光キャンペーン推進会議」が初めて企画。交流人口拡大を目指す市民グループ「津山城Legend(レジェンド)推進協議会」のイルミネーションもある。

 点灯は午後7時半~10時(入園は同9時半まで)。観覧料は高校生以上500円、小中学生300円。

竹細工で表現した鶴の作品。夜空を優雅に舞う姿が来場者の目を引く
桜の花びらをイメージした模様が入った作品。内部のミラーボールや虹色のチョウが華やかさを演出している
魅惑的な光の作品が備中櫓や石垣に映え、来場者を魅了する
津山城Legend推進協議会も約5000個のLEDによるイルミネーションで盛り上げた

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