カンガルー 名前は「みーな」 赤磐・ドイツの森、投票で決定

母親にぴったりと寄り添うハイイロカンガルーの「みーな」(手前)

 おかやまフォレストパークドイツの森(赤磐市仁堀中)で、昨年秋に誕生したハイイロカンガルーの子ども(雌)の名前が「みーな」に決まった。母親にぴったりと寄り添う甘えん坊な姿を一目見ようと、連日親子連れらが詰めかけている。

 名前はスタッフらが5候補を考案し、7月1~18日に入園者による投票を行った。母親のおなかの袋から初めて顔を出した日(3月17日)にちなんだ「みーな」が305票中128票を獲得し、2位に倍以上の差を付けて選ばれた。

 みーなは、昨年10月下旬に母親のおなかの袋の中にいることが判明。誕生直後は体長2、3センチだったものの、母親や飼育員の愛情を受けてすくすくと育ち、かかと立ちで約50センチ(5日現在)にまで成長した。

 日中は母親の後を追うように跳びはねたり、水浴びを楽しんだりと元気いっぱい。ドイツの森は「大人への成長過程が見られるのは今だけ。名前とともに末永くかわいがってほしい」としている。

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