3日間飲まず食わず…1人暮らしの高齢女性救助に貢献 小川さんに感謝状 江迎署

西尾署長から感謝状を受け取る小川さん(右)=江迎署

 1人暮らしの高齢女性の異変に気づき通報して救助に貢献したとして、江迎署は15日、長崎県佐世保市鹿町町の長崎新聞江迎・鹿町販売センター所長、小川英晃さん(38)に署長感謝状を贈った。
 同署によると、3月9日午後1時ごろ、配達員から同町に住む90代の女性宅の郵便受けに新聞がたまっているとの連絡を受けた小川さんは、女性に何かあったのではないかと思い同署鹿町駐在所に連絡。駐在所員が自宅内で倒れて意識もうろうとなっている女性を発見した。女性は転倒して腰や足を負傷し、動けなくなり、3日間飲まず食わずの状態だった。発見が遅れていたら命にかかわる可能性があるケースだった。
 同署であった贈呈式で、西尾洋署長から感謝状を受け取った小川さんは「日頃から配達、集金などを通して地域の方を見守っており、駐在所員の方とも連携している。それが実を結んだのだと思う。命に別条がなくて本当によかった」と話した。


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