残暑続くが 全国的に晴れの日少ない 湿った空気の影響受けやすく 1か月予報

1か月予報(平均気温)

 気象庁は18日(木)、向こう1か月(8/20~9/19)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温が高く、特に沖縄・奄美は9月初めにかけてかなり高い見込み。

1か月予報(降水量)

 北日本と東・西日本の日本海側は気圧の谷の影響を、東・西日本の太平洋側、沖縄・奄美は湿った空気の影響を受ける時期があるため、全国で向こう1か月の降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなりそうだ。

週間天気予報

1週目(8/20~8/26)
 全国的に気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

1か月予報(日照時間)

2週目(8/27~9/2)
 1週目に続き、全国的に平年に比べて晴れの日が少ない見込み。熱帯じょう乱が発生する可能性があり、沖縄・奄美を中心に、東・西日本の太平洋側まで湿った空気の影響を受けやすい見通し。

3~4週目(9/3~9/16)
 北・東日本と西日本の太平洋側は、天気は数日の周期で変わる見込み。西日本の太平洋側、沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。

熱帯じょう乱とは

 熱帯地方に生じる大気の乱れ。熱帯低気圧となって、台風にまで発達することがある。

高温に関する早期天候情報

高温に関する早期天候情報

 沖縄・奄美は今後2週間程度も、暖かい空気が流れ込みやすいため気温が高く、特に24日(水)ごろからの5日間ほどは平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理等に注意するよう呼びかけている。熱中症対策など、健康管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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