ウクライナ人支援の様子、写真で AMDA ハンガリーでの活動紹介

ウクライナ人に対する支援の様子を伝えるAMDAの写真展

 ロシアの軍事侵攻で避難したウクライナ人の支援を続ける国際医療ボランティアAMDA(岡山市北区伊福町)の活動の様子を伝える写真展が19日、岡山県生涯学習センター(同伊島町)で始まった。21日まで。

 AMDAは3月以降、医師や看護師、調整員計13人を順次、ウクライナ人が避難する隣国ハンガリーに派遣。現地での支援の現状や避難民の様子を知ってもらおうと写真展を企画した。

 会場には44枚の写真パネルが並んだ。銃撃で脚を負傷した女性の治療や患者の搬送に当たる医師のほか、絵を描いたり、おもちゃで遊んだりして子どもとスタッフが交流する場面などを紹介。ウクライナ国旗や、同国語で「パパ」の文字が描かれた布(長さ約4メートル)も現地から持ち帰って展示している。

 6月2日から約3週間、現地入りした看護師長谷奈苗さん(27)は「侵攻で日常が奪われているウクライナの現状を知り、関心を持ってほしい」と話している。午前10時~午後7時(21日は正午まで)。入場無料。

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