県内民生委員100人以上欠員続く 現役世代の参加 環境整備を

1人暮らしの高齢者宅を訪問する県民生委員児童委員協議会の長田一郎会長(左)ら=宮崎市、19日午後

 独居高齢者や生活困窮世帯の支援など地域福祉に欠かせない存在ながら、本県では慢性的な欠員が続く民生委員。背景には地域活動自体に携わる人が減少していることなど多くの要因が絡み合い、なり手不足から「75歳未満」という国の要件を緩和する自治体も。識者からは現役世帯が働きながら活動できるための企業協力など、社会全体で問題意識を持つ重要性を指摘する声が上がる。

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