国体プラカーダー練習会 宇都宮工業高生など70人 カンセキスタジアム【動画】

都道府県のプラカードを手に国体総合開会式の練習に臨む高校生ら=22日午後2時20分、カンセキスタジアムとちぎ

 10月開催の「いちご一会とちぎ国体」の開閉会式で、都道府県選手団を先導するプラカーダーの会場練習会が22日、宇都宮市西川田4丁目のカンセキスタジアムとちぎで開かれた。

 国体のプラカーダーは、宇都宮工業高、ガールスカウト県連盟と日本ボーイスカウト県連盟の高校生らが務める。都道府県名のほか、国体旗や大会名の持ち手を含め計約70人が携わる。

 練習会には約60人が参加。プラカードを持つ際の肘の向きや足の上げ方など基本動作をスタッフから学んだ。選手宣誓や来賓あいさつ、退場といった式の流れに合わせ、プラカードの動かし方を念入りに確認した。

 式典のハイライトとなる選手団入場の練習では、音楽に合わせて実際のコースを進み、選手との間隔や歩く早さをチェックした。

 宇都宮工業高3年の青山(あおやま)かのんさん(18)は「代表でプラカードを持たせてもらうからには、しっかりと選手たちを誘導したい」と汗をぬぐった。同2年石澤亘大(いしざわこうた)さん(17)は「スタジアムでの練習は緊張感も高まった。国体の成功に向け貢献したい」と力を込めた。

 第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」のプラカーダーは宇都宮南高などが担う。

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