「処暑」でも全観測地点で真夏日 岡山県内 暑さの中クリの実膨らむ

青々とした実を付けたクリの木=23日午前9時55分、岡山市北区学南町

 23日は、二十四節気の一つ「処暑」。暦の上では暑さが和らぐ頃とされるが、岡山県内は南から暖かい空気が流れ込んだ影響で気温が上がり、全16観測地点で真夏日(30度以上)となった。

 気象庁などは同日、熱中症の危険度が特に高まったことを示す「熱中症警戒アラート」を県に出した。各地の最高気温は、岡山市中心部34.7度(平年32.8度)▽玉野市34.4度(31.8度)▽真庭市久世34.2度(32.0度)▽高梁市34.1度(32.5度)―など。平年を3.8~0.9度上回った。

 岡山市北区学南町の公園「こどもの森」では、緑色のいがをまとったクリの実が膨らみ、暑さの中でも秋の“足音”を感じさせていた。

 岡山地方気象台は「今後1週間は最高気温が30度を超える暑い日が続く。熱中症に十分注意してほしい」としている。

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