新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は23日、市内の70代~90代の男女4人の死亡と、市内外に住む10歳未満~90代の男女1030人の感染が新たに確認されたと発表した。感染者の症状別の内訳は、中等症が10人、軽症が829人、無症状が73人、調査中が118人。
市によると、川崎区の80代女性は同区の特別養護老人ホームに入居し、19日に感染が判明。市内の病院に入院し、翌20日に死亡した。女性は基礎疾患がなく、ワクチンを3回接種していたという。
幸区の90代男性は、同区の高齢者グループホームに入居し、9日に感染が判明。市内の病院に入院し、20日に死亡した。男性は基礎疾患があり、ワクチンを3回接種していたという。
川崎区と高津区の70代男性計2人は、それぞれ12日、2日に感染が判明し、20日に死亡した。2人とも基礎疾患があったという。
感染者の年代別の内訳は、20代が174人、30代が160人、40代が156人、10歳未満が146人、50代が142人、10代が89人、60代が71人、70代が49人、80代が33人、90代が10人。1005人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は25人で、このうち家庭内感染は24人。
また市は、関係者の感染が判明した保育施設「地域支援保育 アットキッズ鹿島田」(幸区)を当面の間、臨時休園すると発表した。