県展彫刻部門 入賞、入選作決まる 岡山、造形力や独創性など吟味

作品を細かくチェックした彫刻部門の審査

 第73回岡山県美術展覧会(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)の彫刻部門の審査が23日、岡山市北区天神町の県立美術館で行われ、入賞、入選作が決まった。

 一般応募と委嘱作計19点が寄せられ、日展会員の上田久利さんら4人が造形力や独創性などを吟味。石こうの人物像から、木や石を用いた抽象彫刻までそろい「全体的に技術力は高く、努力が伝わってくる」と評された。一方「あと一歩、突き抜けた表現が欲しかった」との指摘も出た。

 24日に洋画を審査。書道は25、26日に県天神山文化プラザで作品を受け付け、28、29日に審査する。入賞、入選者は9月2日付本紙で発表する。

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