みずみずしい感性光る456点 県児童生徒書道展 高校の部開幕

高校生の秀作が並び、訪れた人を魅了する会場

 第68回岡山県児童生徒書道展(山陽新聞社主催、県教委共催)の高校の部が24日、岡山市北区表町の天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で始まった。出展者や家族、書道ファンらが訪れ、みずみずしい感性が光る秀作を楽しんでいる。25日まで。

 最優秀の山陽新聞社長賞や県教育長賞など上位6賞の推薦18点をはじめ、特選、佳作、入選の計456点を展示。繊細な仮名文字でしたためた和歌、墨の濃淡やかすれを生かした漢詩など意欲作が並び、来場者は顔を近づけて筆遣いを確かめるなどじっくりと鑑賞し、目当ての作品の写真を撮っていた。

 入賞した長女の作品を見に訪れた会社員(45)=同市中区=は「真剣に書に向き合ったことが伝わってくる作品ばかり。選んだ題材や使っている紙にも個性が出ていて面白い」と話した。

 25日は午前10時~午後5時。入場無料。小・中学校の部は26~29日、特選以上の4815点を同会場に展示する。

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