沿道一面、かれんな薄紅 シュウカイドウ見頃 宇都宮の古賀志山

登山者を楽しませているシュウカイドウ

 【宇都宮】福岡町の古賀志山の林道で、秋の訪れを告げるといわれるシュウカイドウの花が見頃を迎え、登山客を楽しませている。

 シュウカイドウは、シュウカイドウ属(ベゴニア)の多年草。バラ科の海棠(かいどう)に似た花が秋に咲くことから、「秋海棠」と名が付いた。

 市森林公園自然休養村管理センターから赤川ダム湖沿いを西に向かい、通称「林道オケラガ入線」の入り口約500メートルの山道両側に群生地がある。まるで登山者を迎えるように、沿道一面にわたり薄紅色のかれんな花を咲かせている。

 NPO法人「古賀志山を守ろう会」の山口正夫(やまぐちまさお)さん(76)は「雨が上がった翌日、木漏れ日の中の花がとても美しい。9月中旬ごろまで楽しめます」と話した。

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