秋の味覚「梨」たわわ 南島原で収穫本格化

生育状況を確認する松尾代表=南島原市、松尾観光梨園

 秋の味覚、梨の収穫が長崎県南島原市有家町の松尾観光梨園で始まった。約1ヘクタールの園内では黄金色に輝く「豊水」が、たわわに実っている。
 豊水は「幸水」や「新高」に並ぶ人気種で、平均サイズは400グラム。大きいもので700グラムほどになる。甘味が強く、果肉は果汁をたっぷり含みジューシー。梨特有のシャリシャリとした食感を楽しめる。
 同園では11品種を栽培。盆明けから本格的に収穫が始まり、選別や箱詰めの作業に追われている。豊水が一段落すると「かおり」「あきづき」「新高」などがシーズンを迎え、収穫作業は10月上旬まで続く。
 松尾一男代表(52)は「天候に恵まれ、甘味は良好。今なら赤梨の豊水、青梨の秋麗、菊水の3種食べ比べセット(時価)がお勧め」と笑顔で話した。
 問い合わせは同園(電0957.82.5216)。


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