海軍洞窟内で味わう「そうめん」 佐世保・九十九島シーサイドテラス

「海軍洞窟そうめん」を味わう家族連れ=佐世保市、九十九島シーサイドテラスホテル&スパ花みずき

 恒例の「海軍洞窟そうめん」の提供が、佐世保市鹿子前町の九十九島シーサイドテラスホテル&スパ花みずきで始まり、涼を求める家族連れなどでにぎわっている。
 洞窟は長さ約26メートル。太平洋戦争末期に旧海軍が地下工場建設のために掘削した約20本のうちの一つで、この時期、内部の気温は24度前後。天然の涼しい空間を利用して、1968年からそうめんを提供し、夏の風物詩となっている。
 そうめんはたらいに盛り付けられ、エビやシイタケなど9種の薬味と味わう。唐揚げなどとのセットメニュー、魚の刺し身もある。家族、親戚計7人で訪れた長崎市辻町の会社員、林田直広さん(38)は「涼しくて独特の雰囲気にテンションが上がる。子どもたちも豪華なそうめんに大喜び」と語った。
 新型コロナウイルス感染が広がる中、テーブルごとの間隔を広げ、扇風機で換気をするなどの対応をしている。営業は土、日曜、祝日の各日午前11時~午後2時半。期間は9月25日まで。問い合わせは同施設(電0956.28.5151)。


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