韓国・固城郡の中学生が笠岡訪問 風鈴絵付けや地元生徒と交流

上西さん(右から2人目)に教わりながら風鈴の絵付けに挑戦する固城郡の中学生

 韓国南部・固城(コソン)郡の中学2年生9人が笠岡市を訪問、市内の中学生らと交流を深め、日本文化に触れた。市の青少年海外交流事業の一環で、新型コロナウイルス禍により3年ぶりの開催。

 一行は18日から3日間、市内でホームステイしながら、道の駅笠岡ベイファーム(同市カブト南町)のヒマワリ畑などで笠岡を満喫した。

 19日には風鈴の絵付けを体験。井原市在住の画家・上西竜二さんが講師となり、ガラスや素焼きにアクリル絵の具で金魚、花火といった日本の夏らしい絵柄などを描いた。

 このほか、小北中(笠岡市甲弩)で交流会。同中生徒が準備したスーパーボールすくいや射的など縁日を体験したほか、お化け屋敷もあり、固城郡と小北の両中生徒がペアになり巡った。

 初の訪日というチョン・ヘウォンさん(14)は「笠岡の人はみんな親切だった。体験し感じたことを帰国後、友人に伝えたい」と話していた。

 笠岡市と固城郡は人口規模や自治体の木(イチョウ)など、共通点が多く、2009年度から中学生らが相互訪問し交流している。

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