物価高騰で給食費支援へ 佐世保市、補正予算案など発表

 長崎県佐世保市は26日、総額約9億9600万円の本年度一般会計補正予算案など48件を発表した。物価高騰に対応するため学校給食を支援する経費などを盛り込んだ。9月2日開会予定の定例市議会に提案する。
 給食費支援の対象は、市内の幼稚園と保育園計101施設と市立学校70校で、人数は約3万人を見込む。平均の食品上昇率13%分を本年度末まで補助し、給食の栄養バランスや量を保ちながら、保護者の負担増にならないように支援する。事業費は約8400万円で、国の臨時交付金を充てる。
 このほか、公共交通事業者が交通網を維持するための支援として約8千万円。マイナンバーカードの取得促進や取得者を対象にしたキャンペーンなどの事業費に約1億4千万円などを盛り込んだ。
 市議会議会運営委員会は26日、定例会の会期を9月2~22日までの21日間とすることを申し合わせた。一般質問は9、12、13日。委員会審査は14~16日。


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