<島原半島・涼巡り>清流清水川で釣り体験 千々石やまめの里(雲仙市千々石町)

釣り堀でヤマメ釣りを楽しむ行楽客=雲仙市千々石町、千々石やまめの里

 長崎県雲仙市千々石町上岳地区の山中にある「千々石やまめの里」。日本棚田百選の一つに数えられる清水棚田からさらに登った標高約470メートルに位置する。緑の木陰を通り抜けるそよ風、セミの鳴き声に野鳥のさえずり、千々石川の支流、清水川のせせらぎが心地よい。
 清流で知られる清水川から冷水を引き込んだ池で、約10万匹のヤマメを養殖。子ども連れには有料の釣り堀が人気だ。体長約20センチのヤマメが泳ぎ回る水中に糸を垂らすと、すぐに“アタリ”が感じられる。福岡市早良区から家族7人で訪れた青山大志さん(35)は「20年ぶりに来たが、緑と川の涼しさは変わっていない。子どもと釣りができて思い出になる」と満足そう。
 営業は5~10月限定。屋内の座敷や川べりの席でひと休みしながら、ヤマメの刺し身や塩焼き、流しそうめんなども味わえる。

「千々石やまめの里」への地図

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