フェルスタッペンから大きく遅れたルクレール「重要なのはレースペース」後方グリッドスタートに備える/F1第14戦金曜

 2022年F1ベルギーGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=2番手/2=2番手だった。FP2でマックス・フェルスタッペンが記録したトップタイムとは0.862秒の差があった。

 チームはルクレールのパワーユニットとギヤボックスのコンポーネントを交換、そのためルクレールは決勝を最後方グリッドからスタートすることになる。金曜時点で入れられた新コンポーネントとそれによるペナルティは以下のとおり。

・パワーユニット:MGU-Kの5基目、エナジーストアの3基目
=15グリッド降格
・ギヤボックス:ギヤボックスケースおよびカセット(GBX C & C)、ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)のそれぞれ5基目
=10グリッド降格
・※追加 パワーユニット:コントロールエレクトロニクスの4基目
=5グリッド降格

2022年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=2番手(1分46秒607:ソフトタイヤ/16周)/2=2番手(1分46秒369:ソフトタイヤ/21周)

 休みをとった後、またマシンに戻ることができてうれしい。今日は、トラックのあちこちで雨が降ったりやんだりする変わりやすいコンディションの中を走行し、しっかり周回数を重ねた。

 すべてのチームが完全に異なるプログラムを実行しているので、今週末の序列を判断するのは、まだ難しい。

 今回ペナルティを受けるため、予選はあまり関係ないので、明日はレースペースの向上に集中していく。

(走行後の会見で語り)燃料が少ない時のペースは良くないようだが、燃料をたくさん積んだ状態では問題ない。さらに努力して、今夜の間に一歩前進を図り、明日はもっと強さを発揮したい。

 今日は予選ペースには通常ほど注目しなかった。僕にとってほとんど意味がないからね。できるだけ早く上位に戻れるよう、レースペースに重点を置いたんだ。

© 株式会社三栄