新型コロナウイルスの感染拡大で、神奈川県内で報告された月別の死者数が過去最悪になった。公表日に基づく集計で、今月はすでに流行「第6波」を上回る403人の死亡が報告された。
専門家は、重症化しにくいとされるオミクロン株でも高齢者らにとってはリスクがあるとして、感染した場合への備えを呼びかけている。
県によると、27日までに報告された今月のコロナ感染者の死者数は403人。これまでで最も多かった「第6波」に伴う今年2月の353人を上回った。
集計には直接の死因がコロナではない人も含まれるが、県の担当者は「コロナの感染によって基礎疾患が悪化し、亡くなるケースも多い」と話す。大半を70代以上が占めているという。