JA尾鈴いちご部会、創立50年で大会 川南

 JA尾鈴いちご部会(内野宮一浩部会長、40戸)の創立50周年記念大会が23日、川南町の同JA本所であった。部会員や市場関係者、同JA役員ら約70人が出席。県内有数の産地を築いた先人に感謝するとともに、尾鈴イチゴのさらなる魅力向上を誓った。
 内野宮部会長はあいさつで栽培技術の向上に触れ「イチゴは今後も進化する。皆さんが潤う生産団体であり続けたい」と訴えた。
 記念講話では、3代目部会長を務めた河野勝さん(82)=写真、川南町=が「技術や販売への考えをぶつけ合えば、10年かかることも1年でクリアできる」と組織の強みを強調。「技術は今までの人が培い、教えてもらったもの。支えられているという考えを持って」と求めた。歴代部会長らへの感謝状贈呈もあった。
 同部会は川南町農協いちご部会として1971(昭和46)年に発足。記念大会は新型コロナ感染拡大のため予定より2年遅れ、今年開催した。

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