国体九州ブロック大会 ソフトボール2種別、本大会へ 少年男子と成年女子

写真左から【ソフトボール少年男子代表決定戦、宮崎―長崎】2回裏長崎2死二、三塁、同点打を放った上野が一塁ベース上でガッツポーズ、【ソフトボール成年女子代表決定戦、宮崎-長崎】1安打1四球で初戦に続いて完封した長崎の先発川原(恵寿病院)=熊本県

 栃木国体に出場できるのは少年女子が1枠、他は2枠。その狭き門を争ったソフトボールで、長崎は全4種別が代表決定戦まで勝ち進み、そのうち少年男子と成年女子が代表権を手にした。
 春の全国選抜大会、夏の四国インターハイを制した大村工高に、島原工高の三塁手安逹を加えた少年男子は、代表決定戦で宮崎に7-6で競り勝った。初回に4点を先行されたが、二回に4番上野の適時打などで4点を返して追いつくと、四回に1、2番の松尾、安達の連続内野安打を足掛かりに3点を追加した。
 成年女子は2016年岩手国体以来の九州ブロック突破となった。1回戦で2安打完封したエース川原(恵寿病院)が、この日の宮崎との代表決定戦も許した走者は2人だけと絶好調。九州文化学園高時代からバッテリーを組む前田(盲養護老人ホーム光明荘)のミットを目がけて勢いのある直球を投げ込み、1安打完封した。
 今大会、少年男子はエース遠藤が腰痛で登板がままならない中、しっかりと結果を出した。主将の上野は「焦らずにやれることをやっていこうとメンバーが全力を尽くした。挑戦者として3冠を達成したい」と秋を見据え、6年ぶりの本大会に臨む成年女子の主将の山下(介護老人保健施設恵仁荘)も「成年女子だけ国体に行けない年があったから、本当にうれしい。挑戦者の気持ちで戦ってくる」と上野と同じ言葉でブロック突破を締めくくった。


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