「延岡の海守りたい」 星雲高3年が環境学習

環境学習の一環で、砂浜のごみを拾う延岡星雲高の生徒

 延岡市の延岡星雲高3年生17人が授業の一環で、「延岡の海を盛り上げ隊」をつくり、環境学習に取り組んでいる。活動の総仕上げとして、25日にはシュノーケリングを体験。砂浜での清掃活動も行い、環境保全への意識を高めた。
 生徒は2年次から、プラスチックごみの問題について調べたり、環境保全に取り組む人に話を聞いたりしてきた。延岡の海についてより深く知ろうと、25日はメンバーのうち3人と担当教諭が、浦城でシュノーケリングを体験。同市のダイビングショップ「延岡マリンサービス」の高橋勝栄店長(50)の案内で、海に潜って魚やサンゴを観察した。砂浜では、ペットボトルや弁当殻などを拾い、ごみの多さを感じていた。
 活動は学校の文化祭で発表予定。班長の濱田敏輝君(17)は「延岡の海が豊かだと改めて感じたが、砂浜には思っていたよりごみが多かった。生き物を守るためにできることを考えたい」と話していた。

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