息継ぎばっちり ハイタッチ☆ 3年ぶりの夏季水泳教室閉講 長崎市

閉講式後、指導者とハイタッチしてプールを後にする子どもたち=長崎市民総合プール

 長崎市が夏休みの小中学生を対象に3年ぶりに開いた夏季水泳教室の閉講式が29日、松山町の市民総合プールであり、児童生徒が練習の成果を発表した。
 指導はNPO法人長崎游泳協会が担当。小学3年から中学3年までの480人がA、Bの2班に分かれ、週3日練習した。新型コロナ感染防止で規模を縮小したため、閉講式恒例の「大名行列」は中止した。
 A班の閉講式では、同協会の田中直英理事長が「自分の限界に挑戦し、参加者の98%が25メートル以上泳げるようになった」とあいさつ。市立西城山小4年の丸岡陽奈さん(10)が代表で指導者らに感謝の言葉を述べ、「来年も元気に会いましょう」と参加者へ呼びかけた。
 教室初日まで10メートルしか泳げなかった市立西北小4年の園田真穂さん(10)は「クロールで25メートル泳げるようになった。息継ぎもばっちり」と笑顔を見せた。参加者は指導者らとハイタッチをしながらプールを後にした。


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