長崎南山高に通信制 入学定員増なども承認 県私立学校審議会

オンラインを併用し私立校定員の増加などを承認した県私立学校審議会=県庁

 長崎県私立学校審議会(牛島義亮会長、13人)は29日、長崎市の長崎南山高の通信制課程(狭域)の設置や来年度の入学定員の増減員など8件を承認した。大石賢吾知事に答申する。
 長崎南山高は、全日制になじめず通信制高校へ転入や編入する生徒が一定数いることから、通信制課程の設置を申請している。現在県内の私立の通信制高校は長崎市のこころ未来高のみ(広域通信制)で、認可されれば2校目となる。
 入学定員では、志願者の増加などで生徒確保を見込めるとして▽長崎玉成高(同市)医療福祉課が5人増の25人▽島原中央高(島原市)が10人増の65人▽あさひ日本語学校(長崎市)2年コースが40人増の80人-に変更。
 少子高齢化に伴い准看護師養成の受験者が減っていることから、諫早市の県央看護学校の高等課程の廃止も承認。今後計画的に全日制の同校3年専門課程へ移行する。
 県は同審議会の意見を踏まえ、認可を判断する。


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