全国の高校生が地元食材を使ったメニューを競う「第11回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(一般社団法人全国食の甲子園協会主催)の九州エリア選抜大会が28日、福岡市であり、長崎市の瓊浦高が「長崎ランタンポウ」で出場した。
九州では11校46チームから応募があり、書類審査を突破した同校のほか福岡県2校、宮崎県、大分県各1校の計5チームが選抜大会に進んだ。
同校は商品開発の授業の一環で毎年挑戦しており、今回は情報ビジネス科3年の萩尾光紀さん(17)、末永萌菜さん(18)、川末佑美さん(18)が出場した。「長崎ランタンポウ」は小籠包のアレンジ料理で、県産食材と長崎ランタンフェスティバルをPRしようと考案。色合いも工夫した。試食した審査員は「長崎の商品として商品化できると思う」と期待感を示した。
審査の結果、決勝進出は福岡県立福岡講倫館高校の「福岡デザートうどん!」に決まった。終了後の取材に、川末さんは「コロナ禍の中で情報共有を密に取り組んできた。一番苦労した生地や包み方も、きょうはきれいにできたと思う」と話した。
同甲子園では決勝進出を逃した高校を対象にLINE(ライン)を使った敗者復活の応援投票を9月に実施予定。