「下野の書展」きょう開幕 若さと円熟、力作一堂に 宇都宮のインターパーク

下野書展賞を受賞した作品(右)を講評する審査員ら=30日午後4時、宇都宮市インターパーク6丁目

 本県を代表する書家らの作品が一堂に会する「第47回下野の書展」(下野新聞社主催、下野書道会共催、県書道連盟など後援)が31日、宇都宮市インターパーク6丁目のFKDインターパーク店2階大催事会場で開幕する。

 下野書展賞の受賞作家29人による「下野書壇代表展」と、県書道連盟などの推薦作家216人の「下野書壇選抜展」、高校生15人による「下野書壇高校生選抜展」の作品が展示される。

 30日は会場で下野書展賞の審査が行われ、下野書壇選抜展の作品から大竹氿泉(おおたけきせん)さん(佐野市)の「唐詩選 韓愈詩 北湖」、見目月華(けんもくげっか)さん(高根沢町)の「蛍」、篠崎無関(しのざきむかん)さん(宇都宮市)の「竹浄くして」が選ばれた。

 村松太子(むらまつたいし)審査委員長(73)は「コロナ禍の中、黙々と表現に向き合い素晴らしい作品がそろった。受賞作は審査員満場一致で、書の美しさが際立っていた」と講評した。

 9月5日まで。入場無料。

大竹さん作
見目さん作
篠崎さん作

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