新型コロナ全数把握、見直しに賛否 県内医療関係者 想定課題への対応不十分

コロナの検査を受ける人が続々と訪れる医療機関の現場=31日午後、宇都宮市中島町

 国と自治体で足並みがそろわない新型コロナ感染者の全数把握の見直し議論について、県内の医療関係者も賛否が割れている。共通するのは、どちらの立場を取ったとしても浮上する課題への議論の未熟さ。医療事務の負担軽減に絞らず、幅広くコロナ対応の在り方を話し合う契機とするよう求める声も上がる。

 「全数把握の見直し自体は歓迎」。PCR検査を実施する日光市内の医療機関の事務長男性は、国の方針を前向きに受け止める。

 

絶え間なく訪れる検査や受診希望者に対応する医療機関の発熱外来=31日午後、宇都宮市中島町

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