NLCS前哨戦の第2戦はメッツが勝利 ニモの好プレーがチームを救う

【ドジャース1-2メッツ】@シティ・フィールド

ナショナル・リーグ最高勝率のドジャースと勝率2位のメッツによる「NLCS(ナ・リーグ優勝決定シリーズ)前哨戦」3連戦の第2戦は、ジェイコブ・デグロムが7回3安打1失点の好投を見せたメッツが2対1で勝利。7回表に飛び出した中堅ブランドン・ニモのファインプレーがチームを救った。デグロムは4勝目(1敗)、3番手のエドウィン・ディアスが29セーブ目をマーク。ドジャース先発のタイラー・アンダーソンは7回8安打2失点で3敗目(13勝)を喫した。

メッツは3回裏二死からニモがレフトへのヒットを放って出塁し、続くスターリング・マルテの16号2ランで先制。デグロムは1回表二死2塁の場面でウィル・スミスを空振り三振に仕留めると、それ以降は6回表一死からムーキー・ベッツに32号ソロを浴びるまで、二塁すら踏ませない快投を見せた。デグロムが最大のピンチを迎えたのは7回表。一死からジャスティン・ターナーが99.6マイルの速球を捉え、打球はセンター後方への大飛球に。しかし、同点アーチかと思われたこの打球をニモが好捕し、ドジャースの同点を見事に阻止した。

8回表は2番手のアダム・オッタビーノが三者凡退に抑え、9回表も守護神ディアスがドジャースの攻撃を3人で退けて2対1で試合終了。白熱の一戦を制し、「NLCS前哨戦」3連戦の対戦成績を1勝1敗の五分とした。メッツは地区2位のブレーブス(ロッキーズに勝利)との3ゲーム差をキープ。直接対決はあと3試合残っており、東部地区の優勝争いの行方にも注目だ。

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