県内初、農業の盗難被害防止へ 県警とJA栃木中央会などが協定

締結式に出席した県警の高木生活安全部長(右端)やJA栃木中央会の国府田副会長(中央)ら=1日午前10時35分、県警本部

 増加傾向にある農作物や農業機械などの盗難被害防止に向けて連携を強化しようと、県警とJA栃木中央会、県は1日、「とちぎの農作物等盗難防止に関する協定」の締結式を県警本部で行った。農作物などの盗難防止に特化した協定を結ぶのは県内初で、全国でも珍しいという。

 昨年は梨やトラクター、今年はイチゴや桃の盗難被害が相次いだ。今後は協定を締結した3者で盗難被害などの情報を共有し、合同のパトロールや広報活動を行う予定。不審者や不審な果物売買の情報を集めるため、県警ホームページに住民らが投稿できる専用フォームを今月中に新設する。

締結式に出席した県警の高木生活安全部長(右端)やJA栃木中央会の国府田副会長(中央)ら=1日午前10時45分、県警本部

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