神社仏閣写真コン 吉田さん最優秀 梅雨の吉備津神社で撮影

最優秀賞に選ばれた吉田さんの「雨に咲く花」

 岡山県内の神社や寺院を撮った「第12回まいられぇ岡山 神社仏閣を巡るフォトコンテスト」(山陽新聞社主催)の最終審査が2日、岡山市北区柳町の同社であり、最優秀賞に倉敷市の吉田昌康さん(75)の「雨に咲く花」が選ばれた。

 昨年11月~今年8月に県内外の愛好者から募った321点のうち1次審査を通過した86点を審査。かつて県の広報誌「グラフおかやま」で編集長を務めた笹田雅樹さん(72)ら6人が、表現力や構図、寺社の魅力を伝えられているかといった点を基準に最優秀賞のほか、優秀賞2点、入選10点を選んだ。

 吉田さんの作品は、梅雨の吉備津神社(岡山市北区吉備津)で傘を差す2人が、色鮮やかなアサガオが周りに咲く鳥居をくぐる様子を少し離れた回廊から撮影。「神社の静けさや雨のしっとり感を巧みに表現し、斬新なアングルから捉えている」と評価された。

 吉田さんは「いつも構図を工夫して撮っているので認められてうれしい。一番良い賞を取れたことは励みになる」と喜んだ。

 入賞作品13点は10月中旬、本紙に掲載予定。11月8~13日は山陽新聞社さん太ギャラリーで展示する。

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