10月1日に宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎでで行われる第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」総合開会式で、スポーツクライミング男子の楢崎智亜(ならさきともあ)(26)=宇都宮市出身、県スポーツ協会=とホッケー女子の狐塚美樹(こづかみき)(26)=日光市出身、グラクソ・スミスクライン=の東京五輪代表2人が選手宣誓を務めることが2日、複数の関係者の話で分かった。
オリンピアンの宣誓が国内最大の国民スポーツの祭典に花を添え、本県選手団の士気も一層高まりそうだ。
楢崎智は宇都宮北高出のプロ選手。2019年の世界選手権大会複合を制して五輪出場権を手にし、本番では惜しくも表彰台を逃したが4位の成績を残した。今大会では同じくプロとして国際舞台でも活躍する弟の明智(めいち)(23)=県スポーツ協会=と組み、成年男子の優勝候補に挙がる。
19年茨城国体では楢崎智の妻で東京五輪スポーツクライミング銅メダリストの野口啓代(のぐちあきよ)さんが選手宣誓を務めており、夫婦で国体の選手宣誓者となる。
狐塚は今市高卒業後に実業団入り。万能型選手としてチームではMF、日本代表では主に左DFとして活躍している。