10年間減配なし&高配当で株主優待もある!9月に取得しておきたい株主優待銘柄3選

長く株式投資をしていますが、改めて思うことは「投資方法は千差万別で正解はない」ということです。

株式投資に限定したとしても、信用取引をフル活用して一攫千金を狙うタイプの方や、配当金を貰うために高配当銘柄を中心とした投資法や株主優待銘柄にひたすら投資する方もいます。さて、私はというと、高配当かつ株主優待がある企業への投資をメインとした欲張りなハイブリット投資をしています。

今回は10年間減配なしの日本版配当貴族銘柄のうえ株主優待制度まである企業を3社紹介させていただきます。


配当貴族とは?

長期にわたって配当を増やしている銘柄のことを「配当貴族」と呼びます。日本の代表的な銘柄は花王(4452)で、1991年3月期の増配以来、30年以上増配を続けています。配当が増え続けているので、必然的に配当貴族の利回りは、高配当といえる水準になっているのが特徴です。

投資で収益を得る主な方法は、売却した時の値上がり益を狙う「キャピタルゲイン」と、配当など保有していることで得られる「インカムゲイン」の2種類です。そのため、インカムゲインを狙える配当貴族銘柄が注目されるのもうなずけます。

今回は10年間減配なしの銘柄を「日本版配当貴族」とし、配当貴族かつ株主優待制度まである9月のおすすめ銘柄を紹介していきます。

ティーガイア(3738)

携帯ショップ運営の国内最大手の住友商事の子会社。2017年に株式会社クオカードを完全子会社化しており同社の株主優待もクオカードとなっています。

【株価データ】

配当金は2013年以降の10年間は一度も減配がありません。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.9月末日現在、3月末日現在の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上を半年以上保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.保有株数及び保有期間に応じてQUOカードが贈呈されます。

画像:株主優待のQUOカード(筆者撮影)

ノエビアホールディングス(4928)

ノエビアホールディングスは化粧品のノエビアと「南天のど飴」の常盤薬品を中核とする持株会社。 近年は化粧品の「エクセル」や「なめらか本舗」が人気となっています。

【株価データ】

配当金は2013年以降の10年間は一度も減配がありません。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.9月末日現在、3月末日現在の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.保有株数に応じて自社およびグループの商品が贈呈されます。

【参考】2022年3月期の対象商品の一例(ノエビアグループ商品セット)

平和(6412)

アニメキャラクターの「ルパン三世」等を用いたパチスロが看板機種のパチンコ・パチスロ機の大手メーカー。パチンコ代表機種は「ルパン三世」「戦国乙女」「黄門ちゃま」「アントニオ猪木シリーズ」「銀河鉄道999」「綱取物語」など多数あり、全国でゴルフ場も運営している。

【株価データ】

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.9月末日現在、3月末日現在の株主名簿に記載または記録された200株(2単元)以上保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.保有株数に応じてグループが運営するゴルフ場で使える1,000円分の優待券が贈呈されます。


今回は9月に権利が取得できる株主優待制度がある「日本版配当貴族銘柄」を3銘柄紹介しました。

最近は株主優待制度の廃止が相次いでいますが、今回紹介した3銘柄は万が一、株主優待制度が廃止や改悪になったとしても、配当だけでも十分、満足ができる銘柄だと思います。そんな、高配当&優待銘柄の投資を検討してみいかがでしょうか。

※本記事に掲載している情報は2022年8月末日時点のものです。
※株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
※本特集は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。

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