大型で非常に強い台風11号は、9月4日午後3時には久米島の西北西約220キロの海上にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいる。気象庁によると今後、東寄りに進路を変えて進み、6日には日本海を北東に進む見込み。台風の進路によっては、福井県や石川県など北陸地方でも暴風や大しけとなる恐れがある。
4日午後3時時点で、中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。
新潟地方気象台（4日午後4時2分発表）によると、6日には九州付近へ接近し、その後、日本海を北東に進む見込み。北陸地方では、6日は南寄りの風が海上で非常に強く、陸上で強く吹き、6日から7日ごろは海上でしけとなる見通しだ。台風の進路によっては、暴風や大しけとなる恐れがある。
同気象台は、北陸地方では6日から7日ごろにかけて高波に注意・警戒し、6日は強風に注意・警戒するよう呼び掛けている。また、6日はフェーン現象で気温が高くなるため、農作物の管理や熱中症など健康管理に注意するよう求めている。
風の予想
9月6日に予想される最大風速（最大瞬間風速） 新潟県 陸上 10~14m(20~25m)
海上 15~19m(20~30m) 富山県 陸上 10~14m(20~25m)
海上 15~19m(20~30m) 石川県 陸上 10~14m(20~25m)
海上 20~24m(25~35m) 福井県 陸上 15~19m(25~35m)
海上 20~24m(25~35m)
波の予想
9月6日に予想される波の高さ 新潟県 4メートル 富山県 2メートル 石川県 5メートル 福井県 4メートル
