1500人、那須高原を疾走 3年ぶりロングライド

3年ぶりに開催された那須高原ロングライド

 【那須】那須地域を舞台としたサイクリングイベント「那須高原ロングライドwith那須ブラーゼン&宇都宮ブリッツェン」が4日、寺子乙の余笹川ふれあい公園を発着点に行われ、県内外から訪れた約1500人の愛好家が雄大な景色やおもてなしを楽しみながらコースを疾走した。

 県内の観光事業者などでつくる実行委員会などが主催。10回目の節目となる今回は3年ぶりの開催で、新型コロナウイルス対策として参加者を例年の半数程度に制限し、数十人ずつが1分間隔で順次スタートする方式とした。開会式で実行委の高根沢武一(たかねざわたけいち会長(63)は「関係者と協力してコロナ禍でも開催できる方法を探ってきた。那須地域で友だちをつくり、また戻ってきてほしい」と参加者に呼びかけた。

 コースは那須岳など100キロを走る「ヒルクライム100」など、町と那須塩原市の観光名所を巡る5種類。それぞれ途中には地元住民らが和菓子や果物などを振る舞う休憩所が設けられた。初めて参加した宇都宮市ゆいの杜8丁目、会社員平林達二(ひらばやしたつじ)さん(60)は「那須の自然を満喫しながら走れるのは貴重な経験」と話した。

3年ぶりに開催された那須高原ロングライド

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