【きょう 各地の天気】非常に強い台風11号 今晩から九州へ 九州北部は外出を控えて 関東は天気の急変に注意

 台風11号はきょう5日(月)夕方~あす6日(火)朝にかけて九州北部にかなり接近する予想。気象庁は、九州北部では不要不急の外出を控えるように呼びかけている。
 関東~中国地方は、関東や近畿など太平洋側で天気の急変に注意が必要だ。一方、日本海側ではきょうも厳しい暑さとなりそうだ。
 北海道は低気圧の影響で帰宅時間は雨が降る地域がある。雨具があると安心だ。

非常に強い台風11号 あすは九州北部に接近 その後は北海道へ

 きょう5日午前3時現在、大型の台風11号は、非常に強い勢力で東シナ海を北上中。この後、東よりに進路を変え、きょう夕方~あす朝にかけて九州北部にかなり接近する予想だ。その後、あさって7日(水)までに温帯低気圧に変わって、北海道付近へと進む予想となっている。

九州 雨風強まる前に備えを 島では家屋倒壊のおそれ

 一方、台風が近づいてくる九州では今晩~あす朝が荒天のピークとなる。
 通勤通学の時間は、鹿児島でやや強い風が吹いているものの、雨が降り始めている地域は一部だ。しかし、夕方以降は雨風が強まる。夜には、九州南部で広く雨の予想だ。その後、夜遅くから未明にかけて、雨風が強まる傾向がある台風の進行方向の右側に入るため、九州ではさらに警戒が必要だ。特に島では、家が倒壊するような猛烈な風が吹くおそれがある。
 九州北部では不要不急の外出を控え、今晩は窓から離れた場所で休むなど、暴風に厳重な警戒が必要だ。

関東~中国地方 太平洋側は大気不安定 日本海側は猛暑つづく

 関東~中国地方では晴れ間が広がるが、暖かく湿った空気の影響で、太平洋側を中心に大気の状態が不安定になる。局地的に天気が急変する可能性があるため、洗濯物の外干しの際は空模様の変化に注意してほしい。
 一方、日本海側では、フェーン現象の影響で気温が高くなる。金沢や松江では、平年より6℃高い35℃の予想だ。引き続き、熱中症対策を徹底してほしい。

北海道は雨具を 東北日本海側は真夏の暑さ 太平洋側は曇天

 北海道では、低気圧の影響で朝から雲が広がり、帰宅時間には日本海側とオホーツク海側で雨が降る予想。外出の際は雨具があると安心だ。
 東北は、日本海側で晴れて気温が上がる。秋田ではきのうより4℃高い31℃の予想だ。一方、太平洋側は湿った空気の影響で雲が多い見込み。気温は25℃前後と比較的過ごしやすくなりそうだ。

<5日の予想最高気温(前日差)>
札幌  22℃(-4℃)9月中旬並み
仙台  25℃(+2℃)9月中旬並み
新潟  33℃(+3℃)真夏以上
東京  31℃(-1℃)平年並み
名古屋 33℃(+1℃)真夏並み
大阪  34℃(±0℃)真夏並み
福岡  34℃(-1℃)真夏並み
那覇  30℃(+1℃)平年並み

(気象予報士・森戸美唯)

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