熟練のスパイス使いに脱帽!「Spice Bazaar アチャカナ」【新宿おすすめランチ】

多文化が共生し、和食から洋食、中華、韓国、エスニックとグルメに事欠かない街、新宿。再開発も目覚ましく、老舗からニューフェイスまで多彩な美味そろい、食べ歩きにもぴったりのエリアです。このシリーズでは間違いのないランチスポットをピックアップ。今回は、新宿駅から徒歩4分、カレーマニアからこよなく愛される「Spice Bazaar アチャカナ」をご紹介しましょう。

裏路地で、熟練の技に出合う

西新宿の裏路地、築50年を超える雑居ビルの3階にある「スパイスバザール アチャカナ」。存在を知らなければ、まず辿り着くことはない佇まいですが、ここ、カレー通ならば知らない人はいない名店なのです。

外観とは裏腹に(?)、店内は明るくアットホームな雰囲気。カウンター、テーブル合わせて14席とこじんまりしていて、新宿の隠れ家という言葉が似合います。

店主の新(あたらし)直樹さんは、フレンチの調理師学校ご出身。卒業を控えた頃、偶然立ち寄った銀座の老舗インドレストラン「グルガオン」のカレーに魅了され、そのまま就職してしまったとか。そこでインドカレーを一から学び、八重洲「ダバ インディア」や、大塚「カッチャル バッチャル」などを経て、独立。2019年に「Spice Bazzar アチャカナ」をオープンするに至ったそう。

「Spice Bazaar」という店名は、“市場のようにバリエーションあふれるスパイス料理を”という想いから。インドという枠にとらわれず、ジャンルレスなカレーを手掛けています。

ゆったり落ち着けるテーブル席。お酒のラインナップも豊富で、日本では希少なインドワインやインドビールほか、スパイス漬けリキュール、ウイスキーと幅広い品揃え。夜はグラスを傾けつつ、前菜やタンドリーチキンを嗜み、カレーで〆るというスタイルが定番なのだそう。

ランチタイムには甘口、中辛、辛口の3種のカレーを日替わりで用意。1種だと900円、2種は1000円、3種は1100円といった具合です。プラス300円でチーズクルチャ(ナン)+ミニライスへの変更も可能。

巧みなスパイス使いに酔いしれよう

最も多くオーダーされるのは3種盛り。またリピーターさんのほとんどがチーズクルチャに変更するそうですよ。人参、大根、きゅうりのアチャールはフェヌグリークの甘い香りが際立ち、箸休めにピッタリ。サラダはどの野菜もみずみずしく、ドレッシングは手作りと細部まで抜かりありません。

この日の辛口は「バイマックル チキンキーマ」。トムヤムクンでお馴染みのバイマックル(コブミカンの葉)の清涼感が際立ちながら、スパイスとも見事なハーモニーを奏で、完璧なバランス感。ブロック肉からカットするというひき肉はコクの奥深さが印象的。ナンとの絡みもよく、心踊るおいしさ!

中辛の「海老のコロンブ」。コロンブとは南インドのスープ料理で、さらりとしたテクスチャーでライスと好相性。海老の出汁とトマト、スパイスが三位一体となり、口の中で多彩な旨味があふれます。

甘口の「マスール豆とカボチャのココナッツ」は、素材それぞれのやさしい甘味が織りなす一品。まろやかで、ふわりとした口当たりもたまりません。

チーズクルチャは外側の香ばしさ、内側のもっちり感のコントラストが格別。とろりとろけるチーズは濃厚ながら、重たすぎることはなく、カレーとも相性抜群です。

ジャンルにとらわれることなく新さんが生み出すカレーは、驚きと感動の連続。スパイスの調合はもちろん、ココナッツオイル、マスカードオイルなど油も使い分けているそう。定番のカレーを自由な発想で進化させる熟練の技──。インド料理の枠を越えた、スパイスの世界に酔いしれてみてはいかがでしょうか?

Spice Bazaar アチャカナ

住所 東京都新宿区西新宿7-12-23 松沢ビル 3F

TEL 03-6883-3652

営業時間 11:30~14:30(L.O 14:00) 17:00~22:00(L.O 21:00)

定休日 日曜日、月曜日

https://www.instagram.com/acha_kana/

[All Photos by Nao]

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