子ども向けの科学講座「サイエンススクールin栃農」が3日、栃木農業高で開かれた。栃木県栃木市内の小学4〜6年生14人が動物と触れ合い、スマート農業について学んだ。
同校と協力して市教委が主催し、今年で13回目。新型コロナウイルス禍のため2年ぶりとなった。同校動物科学科の生徒9人がサポート役となった。
参加した児童たちは、同校などが飼育する小動物と触れ合い、犬のしつけを体験。高校生の指導を受け、牛のブラッシングや散歩も行った。最初はこわごわとした表情だったが、次第に慣れ笑顔を見せていた。
スマート農業の学習として、妊娠している牛にセンサーを取り付け、5分ごとの体温や出産の始まりの通知をスマートフォンで受け取るシステムについても解説された。
南小6年小林夕萌(こばやしゆめ)さん(12)は「牛は思ったよりもつるつるした触り心地だった。犬と違い、手綱を引くのは大変だった」と話していた。