ナシの収穫、児童ら挑戦 「家族と食べたい」 佐野・こどもの国

ナシの収穫を楽しむ児童たち

 【佐野】堀米町の市こどもの国で1日、市内小学校の2年生を対象とした「果実収穫体験移動教室」が始まり、12人の児童がナシの収穫を楽しんだ。

 こどもの国には旧佐野高農業科が使っていた果樹園があり、毎年、子どもたちの収穫体験が行われている。今年は田沼・葛生地区の児童が13日までナシを収穫し、10月からは佐野地区の児童がキウイを収穫する予定。

 初日は常盤小と氷室小の児童が参加。果樹園を管理している同科OB会「大地会」の小平寿夫(おだいらとしお)会長(69)と亀山政義(かめやままさよし)さん(74)がナシができるまでの過程や種類について説明した後、児童たちは約1200平方メートルの園内でたわわに実った「豊水」の収穫作業に臨んだ。

 常盤小の恩田陽真(おんだはるま)君(8)は「初めてのナシの収穫は難しかった。(収穫したナシは)家族と一緒に食べたい」と満足そう。亀山さんは「大事に持ち帰って、おいしく食べてほしい」と呼びかけた。

ナシの収穫を楽しむ児童

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