大石知事が国葬へ参列意向 「国の方針、対応すべき」

 長崎県の大石賢吾知事は6日の定例会見で、27日の安倍晋三元首相の国葬について、政府から案内状が届けば公費で参列する意向を明らかにした。
 現時点で案内状は届いていないという。国葬を巡る世論が二分される中で出席する意向を示した理由について、知事は「本県は安倍元首相にお力添えをいただいた。(国葬は)国の方針であり、県としてしっかり対応すべきと判断した」と述べた。
 政府は地方自治体に弔意表明の協力を求めない方針を示しているが、知事はその具体的な通知をまだ受け取っていないとして、今後対応を検討するとした。ただ職員に黙とうなどを強要することは「すべきではない」と述べた。


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