強い台風12号(ムイファー)は気象庁の9月15日午前6時の実況によると、華中(中国)にあり、1時間に30キロの速さで北北西に進んでいる。台風は今後、北上を続け16日には華北(中国)に到達するとみられる。予想進路や接近時期について気象庁の予報に加え、米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方も参考にまとめた。
台風12号の進路予想
気象庁によると、15日午前6時時点の勢力は中心気圧985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速40メートル。中心から半径55キロ以内で風速25メートル以上の暴風、全域220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。15日午後6時には黄海まで進み、中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想されている。
17日午前6時には中国東北区に到達するが、温帯低気圧に変わっているとみられる。
米軍(JTWC)の見方は(※参考)
米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、気象庁の予報と同様に、台風12号は中国の華中、華北を進み、中国東北区に上陸するとみているようだ。
中心付近の風の強さの予測
9月15日午後3時:28メートル 9月16日午前3時:23メートル 9月16日午後3時:18メートル 9月17日午前3時:15メートル
台風の名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「ムイファー(Muifa)」の命名国はマカオで、梅の花に由来する。