「代打オレ」ならぬ「代役オレ」発令! EWCに参戦する渡辺一樹の代役に加賀山就臣登場!/全日本ロード第7戦岡山

 9月7日、渡辺一樹のFIM世界耐久選手権(EWC)第4戦ボルドール24時間耐久参戦を受け、同日9月17~18日開催の全日本ロードレース選手権第7戦岡山ラウンドには、チームマネージャーの加賀山就臣が代役参戦することがYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINから発表された。

「この度、ライダーの渡辺一樹が、MotoGPやEWCボルドール24時間に出場するチャンスを得てチームとして喜ばしい事だと思っていますし、快く送り出します」と加賀山。

「全日本ロードレース岡山国際ラウンドを欠場する事になり、代役選手を多方面で検討していましたが、チームマネージャーである私が開発などを含め最適と判断し“代役はオレ”を発令する事になりました」

「一樹を日本から応援するとともに、一樹のいない間に少しでも全日本マシンの開発を進めることが目的です。4月に全日本フル参戦卒業を宣言しましたが、代役として岡山ラウンドに参戦することを関係者・ファンの皆様に報告させて頂きます」

2022全日本ロード:加賀山就臣監督(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)

 加藤陽平ディレクターは「ヨシムラSERT Motulの発表にて皆様へお伝えした通り、EWC最終戦となるボルドール24時間耐久レースにてチャンピオンシップを防衛するために、渡辺一樹選手を起用する事を決断しました」とコメントした。

「この決断を行うに当たって快く彼を送り出してくれた加賀山チームマネージャー及びヨシムラスズキライドウィンの支援者の方々に感謝しています。加賀山チームマネージャーからのコメントにも有りますが、全日本ロードレース岡山戦には渡辺選手の代役として、昨年全日本から引退した加賀山チームマネージャーが自ら参戦する事を決断してくれました」

「ファンの皆様の前で、ヨシムラチューンのスズキGSX-R1000Rを走らせる事となり、再び加賀山選手の熱い走りを披露できる事になりました。私自身も遠いフランス、ポール・リカール・サーキットからとなりますが、その走りを楽しみにしております。是非とも加賀山選手の走りに負けない、熱いご声援をヨシムラスズキライドウィンへ送ってください!」

 本来は、9月7日(水)から事前公開テストに参加する予定だったが、渡辺のアドバイザーとしてMotoGP第14戦サンマリノGPに帯同。フライトの関係で帰国が1日ずれてしまい、8日(木)からの走行となる。久しぶりにJSB1000マシンをライディングする加賀山の走りに期待が集まるところだ。

加賀山就臣の引退セレモニー/2022全日本ロード第1戦もてぎ

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