ファジホーム戦でプラごみ削減 10日、岡山県が啓発イベント

ファジフーズでプラスチック製コップの代わりに提供される紙コップ

 海洋汚染を招くとされるプラスチックごみの削減に向け、岡山県は10日、サッカーJ2ファジアーノ岡山のホーム戦が行われるシティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町)で初の啓発イベントを展開する。海ごみをテーマにしたパネル展示を行うほか、スタジアムグルメ「ファジフーズ」に使う容器やスプーンを代替素材に切り替える。

 午後7時キックオフの山形戦を前に、同4時からブースを設置し、過剰包装やペットボトル使用の見直しを訴えるパネルを展示。プラごみが堆積する海底をイメージした水槽も並べる。チームマスコットのファジ丸がデザインされた再生プラ製のカトラリー(スプーンやフォーク)が当たるクイズもある。

 ファジフーズを提供する各店舗では、通常使用しているプラ製の容器類を紙コップや木製スプーン、竹ストローなどに変更する。

 県循環型社会推進課は「親子で楽しみながら海ごみの問題に関心を持ってもらえれば」としている。問い合わせは同課(086―226―7306)。

ファジフーズでプラスチック製品の代わりに提供される木製スプーンや竹ストロー

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